今こそ睡眠の質を見直す時 漢方薬でぐっすり快眠

「春眠暁を覚えず」という言葉があるように、春は寝心地の良いものです。けれど、なかなか寝付けない、寝てもすぐ目が覚める、寝ているのにスッキリしない……睡眠に満足できない人の相談は、一年を通じて多くあります。

そんなとき、漢方では心(しん)に問題があると考えます。心は神経との関係がとても深く、ストレス、過労、慢性病、加齢など、問題が生じると、不眠といった神経的な病気も引き起こします。

不眠だけでなく、物忘れや不安感、焦燥感、口が渇く、便秘、肩こり、高血圧、動悸や息切れがしやすい、口内炎ができやすい、舌がピリピリするといった症状が起きることが特徴です。

心の問題を改善し、眠りの質を高める漢方薬は、地黄(じおう)、酸そう仁(さんそうにん)、柏子仁(はくしにん)、天門冬(てんもんどう)、遠志(おんじ)、茯苓(ぶくりょう)、丹参(たんじん)。合わせて服用すると効果的です。

これらを組み合わせた漢方薬「天王補心丹」が服用しやすい丸剤タイプで販売されています。化学薬品を服用して一時的に眠れても、なかなか快眠できないという人にはお勧めです。

漢方薬で心身の状態を根本的に改善して、グッスリと心地よい睡眠をとりましょう。