
免疫システムについて
『毎日の健康のために、知っておきたい免疫システム』
私たちの体には、生まれながらにして細菌ウイルスなどの非自己を認識し、排除する免疫システムが備わっています。
このシステムは、体内で本来の細胞と、外部から侵入してきた異物(細菌、ウイルスなどの微生物や寄生虫など)やガン細胞を区別し、非自己を攻撃、排除するいわゆる生体防御機構のことです。
免疫には、自然免疫と獲得免疫の2種類があり、互いの反応が協調し合って私たちの健康を守っています。
自然免疫とは
もともと体内に備わっている免疫で、どのような侵入者であっても無差別に排除し、病気の発生を食い止める働きがあります。
私たちが、生まれた時から持つ抵抗力のことであり、風邪をひきやすい、傷が治りにくいといった人は、この自然免疫力が低下していることが考えられます。
獲得免疫とは
後天的に獲得していく免疫のことで、自然免疫をくぐりぬけた侵入者に対して迅速かつ集中的な攻撃を行います。
獲得免疫は、抗体が担う「液性免疫」と、リンパ球などの細胞が関与する「細胞性免疫」の2つに分けられます。
『あなたの免疫力は正常ですか?』

『免疫を正せば自力で治る』
免疫をくるわせる主な原因
■内因
遺伝、老化、自律神経・ホルモン失調、代謝異常、疲労
■外因
食生活、環境(暑さ・寒さ・乾燥・湿気・騒音など)、精神的ストレス、感染
『主な病気と症状』
アレルギー疾患
アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、気管支喘息、蕁麻疹、アレルギー性結膜炎、かぶれ(接触性皮膚炎)、食品、薬品アレルギー
自己免疫疾患
関節リウマチ、甲状腺異常(バセドウ病・橋本病)、慢性肝炎、糸球体腎炎、ネフローゼ、潰瘍性大腸炎、皮膚病(掌蹠膿疱症、白なまず)、全身性エリテマトーデス、円形脱毛症、悪性貧血
感染症
風邪症候群、ウイルス性肝炎、扁桃炎、蓄膿症、中耳炎、口内炎、肺炎、カンジダ、ヘルペス、ニキビ、歯槽膿漏、歯肉炎
その他
片頭痛、痛風、冷え性、疲れ、動脈硬化、糖尿病、腫瘍
